建設・土木:株式会社奥村設計事務所
建設コンサルタントは、現場状況を知らずに設計すると失敗します。そこで設計室でも詳細な現場状況を確認できるようにするため、3Dレーザースキャナーで現場周辺を丸ごと点群データ化し、会社に持ち帰っています」と、奥村設計事務所代表取締役の奥村真次氏は話します。
設計者は現場を見るのが基本と言っても、遠隔地の現場では何度も通うことは困難です。また、以前はカメラやビデオで撮影した画像から寸法などを割り出す方法であったため、図面が現状と合わないことも起こっていました。そこで現地調査のときにFAROの3Dレーザースキャナー「Focus3D X 330」を使用し、現場周辺を3Dスキャンにより点群データ化しています。そうすることによって、手戻りのない、より現状に合った図面を作成することができます。