導入事例

2人がかりで1時間を要した作業が、FaroArmにより1人で5分に短縮

2人がかりで1時間を要した作業が、FaroArmにより1人で5分に短縮

設計~完成品までのトータルリードタイムを劇的に削減

建設機械から鉄道車両、ATMの筐体まで。旭洋金属工業株式会社(兵庫県多可郡多可町)の手がける加工部品は、それが組み込まれた機械や測定器を通じて社会生活のさまざまな場面を支えています。東京五輪で急増する建機需要や発展する鉄道インフラによる受注増大も追い風となっているようです。

同社の主力製造拠点である八千代工場はタレットパンチプレスやレーザー加工機、各種板金加工機械を揃え、薄板から厚板までの切断や曲げ加工に対応しています。機械加工ばかりでなく、その前後の設計から素材手当、溶接、塗装、組立、完成品検査、梱包に至る一貫した生産体制を整えています。仕事量が増えても品質を落とさず、迅速に生産するために同社が着目したのは3次元測定器の活用によるトータルリードタイムの短縮でした。
 

建設機械製造会社への納品を機に本格導入

「新たなビジネスを始めるのに必要だったから」――。品質保証部係長の松本大輔氏はFARO Quantum Armの導入を決めた理由をそう振り返ります。新たなビジネスの相手は大手建設機械製造会社。厳しい品質管理で知られるその会社に部品を納めるには、3次元測定器を用いた精度の高い検査が不可欠だからです。Quantum Armは他社製品とともに導入検討の対象となりました。「いろいろ試してみると、使い勝手が優れていることが分かり、導入に踏み切りました。特に、ファローアームのカウンターバランサーが気に入っています。他社製とは比べものにならないダントツの軽さや片手で簡単に測れるのも魅力的。FARO担当者のサポートや良好な人間関係も決め手の一つです」と松本氏は述べています。

同社ではQuantum Armを品質管理部門に設置し、3人のオペレーターが完成品検査などの検査工程のメイン機種として活用。主に構造的に測定が難しい部品や製品の寸法を測るのに使っています。手がける製品は少品種大量ではなく、多品種少量のため、測定対象物はさまざまな形状をしています。これまでノギス、マイクロメータ、ハイトゲージなどのハンドツールで測定していたため、さまざまな種類の測定に対応するために時間や手間がかかっていました。Quantum Armを使えば、対象物を作業台に置くだけで検査できるのが大きな利点です。プログラムを一旦、測定ソフトウェアであるCAM2 Measure 10内に組んでおくと、次回から決められた箇所を順番に測るだけという機能が役立っています。
 

女性でも簡単に扱える軽さと操作性に驚き

「3次元測定機の導入にあたって重視したのは軽さと操作性とアフターサポートです」。松本氏の評価基準は明快でした。デモは旧モデルにて行ったため、そちらでの商談を進めていましたが、最終的には新機種を導入することになりました。この新しいQuantum Armは機能的に優れているだけでなく、松本氏の求める3つの条件をすべて満たしていたことが大きな決め手となりました。とりわけ、松本氏の心を捉えたのは測定器の軽さと操作性でした。メインで測定作業をしている同部の藤原美沙稀さんは「カウンターバランサーがないために、他社製品は両手を使わなければならなかったが、FAROの測定器は、力の弱い女性でも片手で楽々と扱える軽さと使いやすさがあり、助かります」と現場担当者の立場で評価します。

軽量のため女性でも簡単に使用可能。

軽量のため女性でも簡単に使用可能。
 

しかし、いくら軽くても、大手建設機械製造会社の求める厳しい精度が保証されなければ意味がありません。「実際、以前はハンドツールを使っていたため、作業が面倒だったばかりでなく、測定結果も作業者に依存していました。精度が良くなければ仕事にも自信を持てません」と同部署の新里英明氏は述べています。Quantum Armの導入はそうした不安を一気に払いました。測定結果に信頼を持てるようになったばかりでなく、現場の作業者に対して「これだけのずれがある」という客観的なデータを示すことができるからです。これに伴い、品質保証における対外的な信頼度も高まりました。

取得したデータをコンピューターで確認、一目で数値がわかる。

取得したデータをコンピューターで確認、一目で数値がわかる。

複雑な幾何公差も簡単に測ることができ、測定プログラムを作成することで、誰でも同じ手順で測定可能。

複雑な幾何公差も簡単に測ることができ、測定プログラムを作成することで、誰でも同じ手順で測定可能。
 

2人で1時間の作業が1人で5分に

Quantum Armの導入効果は精度に対する信頼だけではありません。設計から完成品までのトータルリードタイムを劇的に減らすことができたのです。例えば、導入前に2人がかりで1時間を要した作業をたった1人で、しかも5分で終えることができるようになりました。すでに述べたように同社の扱う製品は少品種大量ではなく、多品種少量であるため、大きな対象物を測るには2人以上の人手がいります。作業要員が1人で済めば、他のオペレーターは別の仕事ができるので生産性を高めることができます。時間短縮がもたらす効果の大きさは言うまでもありません。

松本氏は「精度と作業速度の向上、測定結果に対する信頼性は確かな導入効果」と断言しています。その上で「5メートル級の大きな部品を測る案件もあるので今後はレーザートラッカーも導入したい。また、接触式から非接触の検査ができればビジネスの幅も広がるでしょう」と今後の展望を語ってくれました。
 

旭洋金属工業株式会社について

1968年に大阪府大阪市にて設立。2012年に八千代工場を開設。設計から製作まで一貫した生産に対応可能な鋼材サプライヤー企業です。急速に成長する建機業界に対応すべく、国内には6つのグルーブ企業、そして海外にも製造拠点をおき、建機業界だけでなく多岐にわたる業界のさまざまなニーズに対応したサービスを提供しています。

〒677-0122 兵庫県多可郡多可町八千代区下野間33-169番地
Tel: 0795-37-1325

http://shinko-grp.com/kyokuyo/index.html

 

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